Nico

 

登場作品:DEAD OR ALIVE

 

 

対戦格闘ゲームで女子プロレスラーというとぱっと思い出せるだけでDEAD OR ALIVEのティナ・アームストロングとラ・マリポーサ、ストリートファイターゼロ3に出ているレインボーミカくらいなものでその数は少ないです。対戦格闘ゲームにおいて女性キャラクターの割合自体が少ないのですからこの人数は妥当といえますけど、プロレス好きの僕としてはもっと出て欲しい思いもありました。

 

そんな中、イラストSNSであるpixivでイラストを見ていると、最近見たことのない女子レスラーのようなキャラクターを何度か見かけるようになって気になる存在になっていくのですが、そのキャラクターはDEAD OR ALIVEのキャラクターNicoでした。そんなキャクラクターいたのかなと思って公式サイトを見てみると最新作の6に彼女は登場しています。

 

しかし、プンチャラック・シラットという東南アジア発祥の伝統武術を使いプラズマを発生させる3つの指輪を両手に装着している若き天才科学者というプロフィール。衣装も白いジャケットと水色のショートパンツを着ていて髪の色は鮮やかな水色。そういえばPVで見たことあるキャラクターだと思い出します。もう少し調べてみると、DEAD OR ALIVE6は全キャラクターにレスラー風コスチュームが配信されていて、イラストのNicoが着ているその衣装がそれでした。

 

女子プロレスの衣装はワンピースのシンプルな水着型が主流だったのが90年代に入りひらひらとしたフリルが付き派手な装飾がされていき、2010年代になると、スポブラにショートパンツのセパレート風の衣装が全盛へと変遷をたどっていった歴史があります。今ではワンピース型の衣装を着た女子レスラーはほとんどいなくなっていて、DEAD OR ALIVEのレスラー風コスチュームも女性キャラクターの多くは今主流のセパレート風の衣装を着ていて、ワンピース水着型の衣装はわずか2名だけでした。その中の一人がNicoなのですが、白色を基軸にサイドやロングシューズは黒色の配色でシンプルなデザインですが、首にネクタイを付けていて、シンプルでありながらもスタイリッシュな雰囲気を放っており、また水色で目を引く髪の色をしているNicoはむしろシンプルなワンピース水着型の衣装の方がバランスが取れて似合うようにさえ感じられます。

 

プロレスラーじゃないNicoだからこそ、もっといえば格闘家というよりも科学者のNicoだからこそ昔の時代を彷彿とさせるクラシックなワンピース水着型のプロレスコスチュームが映えるのかなと異色の組み合わせが生み出した魅力的なデザインに不思議な思いを抱きました。

 

DEAD OR ALIVEのNico

 

                                           ▬イラスト:しげのふさん(Pixiv link)          ※作者の許可を得てイラストを掲載しておりますので、イラストの無断転載は控えていただけますようお願いします。